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当たり前の病気で死なないためにやるべき事

 これから、当たり前のことを伝授いたします。

 まず覚えておかないといけないことは、医者が手を翳せば病気がわかると言う事はありません。また、症状がないから大丈夫と言う事もありません。静かに病気が進行して、間に合わなくなります。かといっても、この世に存在する全ての病気の検査を一つずつ全て行うわけにも行きません。ここがポイントです。

 そこまで言う割には、当方も全ての病気を診断して生命を守ってあげるだけの力もありません・・・・・

 ではどうするのか?

 統計学上、頻度の高い病気(common disease)から順に抑えていく事が重要です。とはいえそれでも、莫大な数の疾患があり、これすら無理です。そこで、さらに人に死に導く重篤な疾患のみに絞って、対応していくわけです。

 そのためには、まず何の病気で人は死ぬのか?理解する必要がありますので、死亡率の高い順に学んで置く必要があるわけです。

 1、癌(肺がん>大腸がん>胃がん・ 男性は前立腺がん・女性は乳がん・子宮がん、この辺が重要)

 2、心筋梗塞(高血圧・脂質異常症・糖尿病など生活習慣病の治療が必須)

 3、肺炎(これは、申し訳ないですが高齢者が寿命で亡くなる時の定番なので、これはある程度やむなし・・・・・人の寿命の自然経過です。)

 4、脳卒中(高血圧・脂質異常症・糖尿病など生活習慣病の治療・事前に不整脈の抽出が重要)

  上記の中で、圧倒的な頻度を占めているのは、高血圧・糖尿病などの動脈硬化の原因になる習慣病です。ですがこれらは、長い期間をかけて悪化する疾患ですので、常に注意が必要です。痛くもかゆくも無いので、皆さんまじめに治療してくれない事が多く困った疾患でもあります。これらの治療は、10年先・30年先を見越して治療する気の長い疾患たちです。動脈硬化がある程度進むと、心筋梗塞や脳梗塞などの致死的疾患に移行する時期が来るわけで、長い時間の原因疾患(高血圧・糖尿病・高コレステロール血症など)の治療と我慢が必要になります。

 ここで、問題が生じます。

 これらの慢性的に対応が必要な患者さん達が一生懸命頑張っていても、この10年・30年先の効果を見ずに、癌にかかってしまう事が結構あり、なんのための努力だったか?分からなくなってしまう・・・・・なんて事が多々あります。がんは、1年もあれば簡単に人の生命を奪い去ってしまいます。簡単に・・・・・・

 したがって、2、4、で言う所の動脈硬化性疾患を治療するなら、絶対に1、がんがあってはいけないとと言う事なのです。

 だからと言っても、原因となる習慣病を治療する人の全てにがんの検査をするって事も非常識です。だ~か~ら~、検診が重要なんです。

 検診としては、上記の頻度の高い順にがんのチェックをしていくのが重要です。

 最低限、胸のレントゲン、検便(便潜血反応2回法)、胃カメラ(検診ができる所は少なく新潟市内のみでしょうか?)は抑えておくべきです。

 そして、足りない部分は人間ドック(自費、自治体によっては補助有り)で確認していきます。そこで、前立腺がんのマーカー(実は問題ありですが・・・)、子宮がん検診、乳がん検診(マンモグラフィ)、あとは腹部エコーも追加して行くのが最良です。CEA・CA19-9などの腫瘍マーカーは、進行しないと出てこないので意味無いかも?

 

 院長のお勧めは、毎年基本検診(胃の検査・検便あり)に加えて、2-3年に一回人間ドックで上記の項目を埋めていくのが最良と考えています。よほど運のない人でない限りこの辺が美味しい所です。そして、些細な症状にも十分ご注意を・・・・早いうちなら間に合う事も多々ありますので・・・・・。これで、かなりの部分の致死的疾患を抑えられるはずです。

 みなさん、神様は気まぐれです。どんなに頑張っていても、どんなに良い人でも、お構いなしに天国に連れて行ってしまいます。上記の努力をして、絶対に当たり前の病気では死なない!!そんな努力をしてみませんか?詳細や紹介は承ります。実際が分からない人は当院へどうぞぃ。

 さあ、当たり前の病気で死なない世界へ行きましょう・・・・・・

 ???みんな奇病で死ぬ世界へいきましょう???なんてね!

 

 あっ・・・

​ て言うことは、車にも轢かれないようにしないといけませんね~><;

​ きりがない・・・・・

 

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