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今更、マイコプラズマ感染症 と 猫パンチ

さて、今年に入りインフルエンザA流行が目立つようになりました。

インフルエンザは、検査手技が確立しているので良いのですが、昨年末あたりは、マイコプラズマ感染症交じりで、判断に苦慮した状況がございました。昔は4年に一回オリンピックの年に流行るなんて言われていましたが、今はいつでもどこでもマイコプラズマで、もうすでに呼吸器感染症の常連となってしまった感があります。

要は、特別な感染症ではないと言うことです。

が・・・・・

検査自体が確立していないと言わざる得ません。

血液検査でペア血清は、正診率が高くても、結果が出るまで時間がかかりすぎて意味ないですし、咽頭拭い液からの検出は、実際に困難です。

気管支で採取した喀痰検体には90%前後の効率でマイコは存在していますが、咽頭には20%程度しか実際存在しないからです。キット自体は80%前後の検出率なのですが、採取する検体自体に病原体が存在しないので、陽性率が極めて低いのが実態です。

医師サイドは、常にマイコの感染は鑑別においた上で、キット陰性であっても否定しないで対応する方向で対応すべきと考えられるのです。

直りが悪かったり、症状がその時期に流行っている感染症と違っている場合は、常に念頭に置くべきと考えられます。

そんな中、当院では基本的にはマイコに有効な抗生物質としては、クラリスロマイシン・アジスロマイシンしか用意していません。これらの薬にはかなりマイコが耐性を獲得しており、十分に効かないことも多々あります。ここ最近は認可の下りたニューキノロン(オゼックス)や昔からあるミノマイシンあたりが

適応になるのですが、処方経験が少ないこともあり当院ではこの処方を行う場合は小児科に受診していただくようにお勧めしています。

すでに認可されたばかりのオゼックスもすでに耐性が出てきていると言われます。内科の当方としては、専門化が適切に使用すべきと考えております。

直りが悪い咳風邪は小児科受診が妥当ですね。

大人のマイコは、私がやっつけます!!けどね・・・・

貴重な映像公開

当院の庶務課長「りうくん」の必殺猫パンチ

ジャブジャブ!

黄金の左ストレート!!

もういっちょう!!!

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